『トミー』/ザ・フー

Tommy
ザ・フー / Polydor 
1969年作品
お勧め度: ★★★★★ 名盤
代表曲
「ピンボールの魔術師」、「俺達はしないよ」

 本国イギリスでは、ビートルズ、ストーンズと並ぶ評価を得ているザ・フー。このアルバムはザ・フーが69年に発表したロック・オペラのはしり的作品。
 アルバム全体が聴覚、言語、視覚に障害を持つ少年「トミー」の物語となっており、というと何か重そうなテーマに感じるかもしれないが、アルバム全体の雰囲気としては曲調、サウンド的に爽快感、清涼感が漂っている。「SEE ME FEEL ME」のように印象的なフレーズがアルバムの随所に登場し、最後のLISTENING TO YOU...のくだりでは感動的なラストに導かれる。
 ザ・フーというと元気のいいロック・バンドというイメージで、確かにそうであるが、こういった緻密な構成を築きあげるところにおいても優秀なバンドであることを、このアルバムや『四重人格』で証明してみせている。
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by nowhere_land | 2001-01-01 01:19 | Who | Trackback | Comments(2)

フーズ・ネクスト
ザ・フー / ユニバーサルインターナショナル 
1971年作品
お勧め度: ★★★★
代表曲 「ババ・オライリィ」、「無法の世界」、「ビハインド・ブルー・アイズ」

 シンセサイザーをロックサウンドと融合させた傑作。このアルバムがザ・フーの最高傑作だとの呼び声が高いけど、個人的には『トミー』の方が好きなので、そちらの方を5つ星としました。
 とはいえ、やはりアルバムの完成度は非常に高く、「ババ・オライリィ」や「無法の世界」では、耳障りのよいシンセの音を効果的に導入し成功させている。キース・ムーンのパワフルなドラムに負けず劣らず、ピート・タウンゼントのギター、ジョン・エントウィッスルのベースも個性的。(ロジャーのボーカルはそれに比べたら個性で負けているかな。。。)
 ザ・フーって、ストレートなロックであまり黒っぽさを感じさせないせいか、今聴いても全然古びておらず、90年代以降のロックにも通じる普遍的なものを持っていると思う。
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by nowhere_land | 2001-01-01 01:18 | Who | Trackback | Comments(7)

『四重人格』/ザ・フー

四重人格
ザ・フー / ユニバーサルインターナショナル
1973年作品
お勧め度: ★★★★
代表曲
「リアル・ミー」、「5:15」、「愛の支配」

 トミーに続く、ロック・オペラ第2弾。これも2枚組の大作。主人公ジミーのストーリーを通じて、モッズの生態を描く。サウンド的にはホーンセクションやシンセサウンドを導入し、曲やアルバムの構成がより複雑化している。
 1曲目のSEの後に始まる2曲目の「リアル・ミー」がかっこいい。特にベースラインがすごいと思う。「5:15」はホーンセクションが印象的。ラストの「愛の支配」はザ・フーにしては珍しく感傷的な感じのバラード。
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by nowhere_land | 2001-01-01 01:17 | Who | Trackback(3) | Comments(2)