『WAR~闘~』/U2

WAR(闘)
U2 / ユニバーサルインターナショナル
1983年作品
お勧め度: ★★★★★★ 超名盤
代表作
「ブラディ・サンデー」、「ニュー・イヤーズ・デイ」

 これまでの60、70年代のアルバム紹介は、過去を遡って聴いたものであったが、これより僕がリアル・タイムで体験したものとなる。
 さて、ロック不毛の時代と呼ばれる80年代にアイルランドから世界に飛び出し、ロックの火を灯し続けたU2である。ボノの力の限り歌い上げるボーカル、エッジの独特なギター、アダムの淡々としたベース、ラリーのパワフルなドラムが組み合わさって、U2でしか成し得ない独特なU2サウンドを創り上げている。
 このアルバムは、北アイルランド紛争を取り上げた代表曲「ブラディ・サンデー」「ニュー・イヤーズ・デイ」が収録され、ジャケットのピーター少年の鋭い眼差しに象徴されるように、最初から最後まで高いテンションで貫き通されている。ハードでタイトな初期のU2サウンドが完成した名盤!
 当時としてはギターサウンド中心のバンドは珍しく、U2が好きと言えば渋い好みと思われたものだった。個人的に非常に思い入れの深いバンドです。
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by nowhere_land | 2001-01-01 00:53 | U2 | Trackback(1) | Comments(2)

『焔(ほのお)』/U2


U2 / ユニバーサルインターナショナル
1984年作品
お勧め度: ★★★★
代表作
「プライド」、「焔」、「バッド」

 シングル「プライド」を初めて聴いた時、FMからいきなりイントロが流れてきて、それだけでU2の新曲だと分かった。それだけ個性的なサウンド。でも初めて聴いた時、あれっ何か変わったなと感じた。
 プロデューサーがブライアン・イーノに変わったこともあって環境音楽っぽい面もあり、それまでの全力投球のサウンドから、少し肩の力を抜いたような感じになっている。「プライド」は黒人解放運動に一生を捧げたマーチン・ルーサー・キング牧師を題材に取り上げた名曲。
 混沌に満ちたようなこのアルバムにU2はこのままどこへ行くのだろうかと当時は不安に思った。でも独特のムード漂うこのアルバムは今でも好きなアルバムです。
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by nowhere_land | 2001-01-01 00:52 | U2 | Trackback(1) | Comments(0)

ヨシュア・トゥリー
U2 / ユニバーサルインターナショナル
1986年作品
お勧め度: ★★★★★ 名盤
代表曲
「ウィズ・オア・ウィズアウト・ユー」、「終わりなき旅」、「ホエア・ザ・ストリーツ・ハヴ・ノー・ネーム」

 清涼感漂うシンセの音にどこからともなく聴こえて来るギターで始まるこのアルバムは、ご存知グラミー賞受賞のU2の80年代の代表作。ああ、U2はここに向かっていたのかと『焔』の頃の不安も吹っ飛んだ。
 アメリカのルーツ音楽をU2風に解釈しており、非常に研ぎ澄まされた繊細なサウンドとなった。歌詞は聖書からの引用も多く宗教的な色彩も強い。
 『WAR』も『焔』もビルボード誌のチャートで12位止まりで、これがもし70年代だったら1位になっていたのになと思っていたら、ヨシュア・トゥリーは発売されるや否やチャートを上り詰め、あれよあれよと1位になった。続いて「ウィズ・オア・ウィズアウト・ユー」、「終わりなき旅」も1位になりU2はロック界の頂点に上り詰めた。でもまさかグラミー賞を受賞するようなバンドになるとは、『WAR』の頃には思いもしなかったぞ!
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by nowhere_land | 2001-01-01 00:51 | U2 | Trackback(1) | Comments(0)

Achtung Baby
U2 / Uni/Island
1991年作品
お勧め度: ★★★★★ 名盤
代表曲
「ザ・フライ」、「ミステリアス・ウェイズ」、「ONE」

 90年代に入り、それまでのU2と打って変わり、大胆にダンスビートを取り入れた衝撃的な作品。オープニング曲の「ZOO STATION」のノイジーなギターリフは「ヨシュア・トゥリー」を切り裂く音。電気処理されたボノの声も変化を感じさせる。それまでのU2は時代とは無関係に我が道を行くといった感じだったのが、このアルバム以降は時代にU2がちょっと歩み寄るような感じとなる。僕としてはそれまでのアメリカ志向には少し馴染めなかったので、この方向転換は嬉しかった。
 「ザ・フライ」のようなヘビーな曲があれば「ONE」のようなしんみり聴かせるバラード等もあり、バラエティに富んでいる。ボノが切々と唄う「ソー・クルエル」、「恋は盲目」も感動的。それまでのU2の堅物そうなイメージを打ち破り、新たな方向軸を打ち出した傑作。
 U2は完成された方法論をあっさり捨てて、次のものを目指すという姿勢がスゴイと思う。
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by nowhere_land | 2001-01-01 00:50 | U2 | Trackback | Comments(0)

Zooropa
U2 / Polygram
1993年作品
お勧め度: ★★★
代表曲
「ナム」、「レモン」、「ステイ(フェラウェイ・ソー・クローズ!)」

 当初、ミニアルバムとして発売する予定だったのが、結局フルアルバムとなって発売された異色作。前作より更にエレクトロニクスサウンドの導入は徹底化されている。でもサウンドはどんなに変化していっても、底に流れるものはやっぱりU2である。
 「ナム」、「ダディーズ・ゴナ・ペイ・フォー・ユア・クラッシュド・カー」といった消化不良気味のテクノサウンドが好き。「レモン」の裏声はまるでプリンスのよう。
 このアルバムのジャケットを見ると、何となくツタヤのマークを思い浮かべるのは僕だけでしょうか?
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by nowhere_land | 2001-01-01 00:49 | U2 | Trackback | Comments(0)

『POP』/U2

POP
U2 / ユニバーサルインターナショナル
1997年作品
お勧め度: ★★★☆
代表曲
「ディスコティック」、「ステアリング・アット・ザ・サン」

 『アクトン・ベイビー』『ZOOROPA』そしてこの『POP』は、ハイパー路線3部作と称され、本作はそのラストを飾る。より一層テクノ化が進んでいる。何といってもその度合いが顕著で印象が強烈なのは、初めの3曲である。でもまさか「ディスコに行こう」などと歌うようなバンドになるとは、『WAR』の頃には思いもしなかったぞ!
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by nowhere_land | 2001-01-01 00:48 | U2 | Trackback | Comments(2)

オール・ザット・ユー・キャント・リーヴ・ビハインド
U2 / ユニバーサルインターナショナル
2000年作品
お勧め度: ★★★★
代表曲
「ビューティフル・デイ」、「ウォーク・オン」

 テクノサウンドへの傾倒も終了し、元のギター・サウンドへと回帰した。円熟味を増しており、渋く完成度の高いアルバム。ボノの歌声もソウルフルであり気持ち良さそうに歌っている。
 ジャケットはパリのシャルル・ド・ゴール空港で撮影されており、旅立つ場所であり帰って来る場所でもある空港に佇むU2は、U2の新たな旅立ちを象徴している。
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by nowhere_land | 2001-01-01 00:47 | U2 | Trackback | Comments(2)