オール・シングス・マスト・パス
ジョージ・ハリスン/ 東芝EMI
1970年作品
お勧め度: ★★★★★ 名盤
代表作
「マイ・スイート・ロード」、「ホワット・イズ・ライフ?」

 LP時代には、ジャム・セッションを収録した1枚を含む3枚組としてリリースされており、ビートルズ時代に発表できずにいた曲を一挙に噴出した感じで、それ故にできた完成度の高い名盤。
 ヒット曲「マイ・スイート・ロード」を初め曲のクオリティは全体的に高く、ジョージ特有のセンチメンタリズムに溢れており、ビートルズ時代にはジョン、ポールの影で目立たなかったジョージの才能を改めて認識させられる。随所にビートルズの香りが漂い、ジョージがビートルズのサウンド構築の重要な一旦を担っていた事が分かる。エリック・クラプトンなど共演のゲストも豪華。
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# by nowhere_land | 2001-01-01 01:12 | George Harrison | Trackback | Comments(0)

レッド・ツェッペリン
レッド・ツェッペリン / ワーナーミュージックジャパン
1968年作品
お勧め度: ★★★★
代表曲
「コミュニケーション・ブレイクダウン」、「グッド・タイムス・バッド・タイムス」

 70年代に君臨したハード・ロックの王者、レッド・ツェッペリンの記念すべきファースト・アルバム。(このデビューアルバムは68年)ブルースをベースに、煩く喧しいハードなロックに昇華している。ロバート・プラントのヒステリックに絶叫するようなボーカルは後のヘビメタの元祖といえる。
 「グッド・タイムス・バッド・タイムス」、「コミュニケーション・ブレイクダウン」等のストレートなハードロックや、ブルースをハードにアレンジした「ユー・ショック・ミー」、「君から離れられない」等にツェッペリンサウンドの出発点が見られる。
 僕が特に好きなのは「幻惑されて」。ヘビーで陰鬱なサウンドがとても心地良い。ライブではこの曲が20分以上に渡って演奏されており、70年代のロックはスケールがでかかったんだなあと思う。
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# by nowhere_land | 2001-01-01 01:11 | Led Zeppelin | Trackback(1) | Comments(2)

レッド・ツェッペリンII
レッド・ツェッペリン / イーストウエスト・ジャパン
1969年
お勧め度: ★★★★
代表曲
「胸いっぱいの愛を」、「ハートブレイカー」

 ファースト・アルバムの勢いを更にスケールアップして作ったようなセカンド・アルバム。ツアーの合間の旅先で作ったやっつけ仕事のようなアルバムであるが、メロディ・メーカー誌の人気投票でビートルズを打ち破った当時のバンドの勢いがそのまま感じられる。
 サウンドは前作の延線上であり、ヒット曲「胸いっぱいの愛を」、「ハートブレイカー」等ハードな路線を突き進む。「モビー・ディック」でのジョン・ボーナムのドラム・ソロも非常にパワフル。
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# by nowhere_land | 2001-01-01 01:10 | Led Zeppelin | Trackback | Comments(2)

レッド・ツェッペリンIV
レッド・ツェッペリン / イーストウエスト・ジャパン
1971年作品
お勧め度: ★★★★★★ 超名盤
代表曲
「ロックンロール」、「天国への階段」

 「ロックン・ロール」と「天国への階段」といった彼等の2大代表曲を含む超名盤。特に「天国への階段」は、アコースティックで寂しげなイントロから始まり、8分に渡って徐々に盛り上がりを見せ、ギターソロ及びその後のボーカルの絶唱により最高潮に達するロック史上5本の指に入る名曲!(後の4本は何かは知らんが。。。)
 アルバムとしては、1枚目、2枚目で見せたハードロック路線と3枚目で見せたアコースティック路線が見事にバランスよく調和している。 「ブラック・ドッグ」等変則的リズムを主体とした曲も、ツェッペリンでしか成し得ない境地に達している。ラストの「レビュー・ブレイク」の重量感溢れるサウンドも堪らない。
 ツェッペリンの曲って1度聴いただけでは曲の構造が複雑でよく分からないけど、2度、3度と聴くうちに次第に、おおっ!これは凄いっ!と感銘を受けるようになるんだな。
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# by nowhere_land | 2001-01-01 01:09 | Led Zeppelin | Trackback(2) | Comments(3)

聖なる館
『レッド・ツェッペリン』 / イーストウエスト・ジャパン
1973年作品
お勧め度: ★★★★
代表曲
「永遠の詩」、「レイン・ソング」、「デイジャ・メイク・ハー」

 ファンタジックなジャケットに象徴されるように、それまでのツェッペリンと一味違う路線を打ち出した意欲的な作品。
 特に「永遠の詩」、「レイン・ソング」、「ノー・クオーター」では、幻想的、神秘的なサウンドでこのアルバムのカラーを強く打ち出している。その一方「クランジ」ではジェイムス・ブラウン風のファンクを、「デイジャ・メイク・ハー」ではレゲエのリズムを取り入れており、新たな取り組みが見られる。
 ツェッペリンのアルバムの中では異色作っぽいが、独特のムードが漂う良い一品。
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# by nowhere_land | 2001-01-01 01:08 | Led Zeppelin | Trackback(1) | Comments(0)

フィジカル・グラフィティ
レッド・ツェッペリン / ワーナーミュージックジャパン
1975年作品
お勧め度: ★★★★
代表曲
「聖なる館」、「トランプルド・アンダーフット」、「カシミール」

 ツェッペリン初の2枚組となったこのアルバムは、LP盤ジャケットは建物の窓の部分が繰り抜かれており、ジャケットの内袋の向きを変えることにより窓の中の絵が変わるといった遊び心満点のしかけ付きジャケットとなっていた。
 アルバムのサウンドはハードなものあり、トラディショナルなものあり、インド・中近東っぽいサウンドありとバラエティに富んでいます。特に「カシミール」はインド風のオリエント・エキセントリックな旋律と、ヘビーで重厚なハードロックサウンドを融合した名曲です。ボブ・ディランのカバー曲「死にかけて」もかっこいい。前作はツェッペリンの王道ハードロック路線からちょっと外れていたが、このアルバムでは本来の王道ハードロックが思う存分堪能できます。
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# by nowhere_land | 2001-01-01 01:07 | Led Zeppelin | Trackback | Comments(1)

プレゼンス
レッド・ツェッペリン / ワーナーミュージックジャパン
1976年作品
お勧め度: ★★★★
代表曲
「アキレス最後の戦い」、「俺の罪」

 3週間で集中してレコーディングを完成させたことに象徴されるように、アルバム全体に高い緊張間が漲っているツェッペリン後期の傑作。
 前作までに見られたバラエティな取り組みは影をひそめ、10分間ハードな演奏で疾走する「アキレス最後の戦い」のように、アルバムの最初から最後まで余分な贅肉を削ぎ落とし、ハードでタイトなサウンドに徹している。
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# by nowhere_land | 2001-01-01 01:06 | Led Zeppelin | Trackback(1) | Comments(2)

マシン・ヘッド
ディープ・パープル / ワーナーミュージック・ジャパン
お勧め度: ★★★★
1972年作品
代表曲
「スモーク・オン・ザ・ウォーター」、「ハイウェイ・スター」

 メタリックなハードロックでヘヴィ・メタルの元祖であるディープ・パープルの代表作。「スモーク・オン・ザ・ウォーター」はギターのリフが有名で、おそらく誰でも一度は聞いたことがあるでしょう。この曲の歌詞は、本当に火事に遭ったできごとを歌っている。
 他には、ハードなサウンドで突っ走る「ハイウェイ・スター」、オルガン・サウンドをフィーチャーした「レイジー」、重くどんどん深みに沈みこんで行くようなラストの「スペース・トラッキン」等が印象的。
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# by nowhere_land | 2001-01-01 01:05 | Deep Purple | Trackback | Comments(0)

電気の武者
T.レックス / ユニバーサルインターナショナル
1971年作品
お勧め度: ★★★★
代表曲
「ゲット・イット・オン」、「ジープスター」、「コズミック・ダンサー」

 派手な衣装とメイクで70年代初頭に一世を風靡したグラム・ロックの代表格T.REX(というかマーク・ボラン)。代表曲「ゲット・イット・オン」を収録していることで有名な1枚。(そういえば昔パワーステーションがカバーしていたなあ)
 サウンドとしてはブギーを基調としたエレキ・サウンドで、単純に楽しめる。ディストーションの利いたギターに、インチキくさいストリングスに、摩訶不思議な歌詞。T.REXというかマーク・ボランは、曲にしろサウンドにしろ、かっこよさを無理にひずませているような感がある。奇妙な声で叫ぶマーク・ボランのシャウトはまるで志村けんのよう。。。
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# by nowhere_land | 2001-01-01 01:04 | T.REX | Trackback(2) | Comments(0)

ザ・スライダー
T.レックス / テイチクエンタテインメント
1973年作品
お勧め度: ★★★★★ 名盤
代表曲
「メタル・グルー」、「テレグラム・サム」

 「メタル・グルー」、「テレグラム・サム」といった2大ヒット曲を含むアルバム。メタリックなT.REXサウンドがここで完成されている。T.REXの代表作を1枚挙げるとすれば、本作か「ゲット・イット・オン」を含む前作『電気の武者』を挙げる人が多いが、アルバムとしての完成度では本作がNo.1であると思う。
 「ビューイック・マッケイン」、「チャリオット・チューグル」等の意味不明な曲名や歌詞には、スペイシーで未来的な言語感覚が感じられる。
 粒子の粗いようなジャケットの撮影は元ビートルズのリンゴ・スター。ジャケットの裏側は、このマーク・ボランを後ろから見た写真というのも、何か人を喰っていて笑える。
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# by nowhere_land | 2001-01-01 01:03 | T.REX | Trackback | Comments(1)

グレイテスト・ヒッツ
T.レックス / テイチクエンタテインメント
1973年作品
お勧め度: ★★★★
代表曲
「20th センチュリー・ボーイ」、「ザ・グルーバー」、「チルドレン・オブ・ザ・レボリューション」

 強烈なフィードバック・ノイズ・ギターのイントロの「20th センチュリー・ボーイ」はCM等でよく使われており聴いたことのある人も多いのでは。他に「ザ・グルーバー」、「チルドレン・オブ・ザ・レボリューション」等、シングルが10曲連続全英No.1だった最盛期の頃のT.REXのアルバム未収録シングルを堪能できます。
 マーク・ボランは20歳の頃、フランスで占い師に「あなたは30才までに死ぬだろう」と予言され、30才になる2週間前に本当に夫人の運転する車の自動車事故で死んでしまったそうな。。。ホントに数奇な運命の持ち主である。
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# by nowhere_land | 2001-01-01 01:02 | T.REX | Trackback | Comments(3)

ジギー・スターダスト
デヴィッド・ボウイ / 東芝EMI
1972年作品
お勧め度: ★★★★★ 名盤
代表曲
「スターマン」、「ジギー・スターダスト」

 初期のデヴィッド・ボウイは、曲の中に物語世界が構築されているのが特徴であるが、このアルバムでは1曲、1曲の物語が絡み合って全体として1つの世界を創り上げている。あと5年後しか残されていない世界に彗星の如く現れたロックスター ジギー・スターダストの隆盛と衰退の物語。
 アルバムの前半はゆったりした流れであり、ヒット曲「スターマン」では宇宙からやって来たスターマンと子供達の朗らかな交流が歌われる。アルバムの後半に行くに連れて徐々盛り上がりをみせ、ラストの「ロックンロールの自殺者」での「君はひとりじゃない!」という感動的な叫び声で幕を閉じる。
 もともとレッツ・ダンス、戦場のメリークリスマスの頃の低い声のボウイしか知らなかったので、初期のかぼそく高い声には驚かされた。デビュー後、どんどんサウンド・スタイルを変えていった人です。
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# by nowhere_land | 2001-01-01 01:01 | David Bowie | Trackback(1) | Comments(1)

グレイテスト・ヒッツ
クイーン / 東芝EMI
1981年作品
お勧め度: ★★★★★ 名盤
代表作
「ボヘミアン・ラプソディ」、「ウィ・アー・ザ・チャンピョン」

 本来クイーンを紹介するならば『オペラ座の夜』等を紹介すべきなのでしょうが、ここで紹介するのは70年代から80年初頭の彼等の代表曲を集めたグレイテスト・ヒッツ。
 オペラの手法を取り入れた名曲「ボヘミアン・ラプソディ」、CM等でお馴染みの「伝説のチャンピョン」、「ウィ・ウィル・ロック・ユー」等、彼らのハードロックを基に華麗なコーラスワークでまとめ上げた独自のサウンドが充分堪能できる。密度の濃いベスト盤です。
 クイーンは、ロックの特定のムーブメントに特に属することもなく、独自のクイーン・サウンドを築き上げていった、唯一無二の存在であると言える。
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# by nowhere_land | 2001-01-01 01:00 | Queen | Trackback(1) | Comments(2)

クリムゾン・キングの宮殿
キング・クリムゾン / ポニーキャニオン
1969年作品
お勧め度: ★★★★★ 名盤
代表曲
「クリムゾン・キングの宮殿」、「21世紀のスキッツォイド・マン」

 ビートルズのアビイ・ロードを蹴落としてアルバムチャート1位になったことが新しい時代の幕開けとして語られ、ロックを芸術に高めたプログレッシブ・ロックの古典的作品。
 1曲めの「21世紀のスキッツォイド・マン」(LP時代のタイトルは「21世紀の精神異常者」)からいきなりジャズとロックが融合したようなサウンドに驚かされる。中間の即行演奏のようで緻密な間奏が聴きモノ。2曲めの「風に語りて」では一転して、草原に寝転んで風に吹かれてまどろんでいるような心地のよさを感じる。タイトル曲「クリムゾン・キングの宮殿」は幻想的で荘厳でどことなく哀愁を感じさせる名曲。
 難解な部分も確かにあり、「ムーン・チャイルド」を聴いている途中に寝てしまうこともしばしば。。。でも、時代に与えたインパクトの大きさを考えて5つ星とする。
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# by nowhere_land | 2001-01-01 00:59 | King Crimson | Trackback(1) | Comments(1)

原子心母
ピンク・フロイド / 東芝EMI
1970年作品
お勧め度: ★★★★
代表曲 「原子心母」

 70年代を席巻したプログレッシブ・ロックの代表格、ピンク・フロイドの出世作。牛のジャケットが非常にインパクトあるが、アルバムの内容とは全く関係ないものとして採用したとのこと。
 さてその内容であるが、まずLP時代のA面が23分42秒から成る組曲「原子心母」で占められている。ホーン・セクションを大胆に取り入れており一聴して一瞬これはクラシックかと思ってしまう。かと思えば、バイクの音がSEとして入っていたりと非常に斬新。西部劇映画の主題曲をイメージして創られた曲で、ピンク・フロイド特有のロマンチシズムに満ちている。
 LP時代のB面サイドには、「IF」等比較的地味だけど味わい深い名曲が並ぶ。
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# by nowhere_land | 2001-01-01 00:58 | Pink Floyd | Trackback | Comments(4)

狂気
ピンク・フロイド / 東芝EMI
1973年作品
お勧め度: ★★★★★ 名盤
代表曲 「マネー」

 全米ビルボード誌上に741週に渡って連続チャートインし続けるという記録を打ち立てたピンク・フロイドのモンスターアルバム。
 このアルバルで取り上げられているテーマは、老い、労働、戦争など人間の心を狂気に追いやるすべてのもの。アルバム全体でまるで一つの曲となって一体化しているかのようで、1曲、1曲それぞれがアルバムのパートとして印象的に進行していき、感動的なラストに導かれる。
 「タイム」における目覚まし時計の音、「マネー」におけるレジスターの音など分かり易い(ある意味ベタな)効果音が入っていたりし、難しそうに思えて分かり易いというあたりがこのアルバムが大ヒットした要因なのであろう。
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# by nowhere_land | 2001-01-01 00:57 | Pink Floyd | Trackback(3) | Comments(1)

ザ・ウォール
ピンク・フロイド / 東芝EMI
1979年作品
お勧め度: ★★★★
代表曲 「アナザー・ブリック・イン・ザ・ウォール」

 ピンク・フロイドが1979年に発表した2枚組の大作。一人の男の成長・人生を通して、人間と人間との間に存在する壁を描いたコンセプト・アルバム。ロジャー・ウォーターズの半自伝的作品。
 ここまで来るとピンク・フロイドのサウンドも大分変わってきている。「アナザー・ブリック・イン・ザ・ウォール」はなんかファンクっぽいし、1曲目の「イン・ザ・フレッシュ」からして何かフュージョンっぽい気がする。全体的に曲がプログレを感じさせず、割と普通っぽいサウンドになったかな。でもデイブ・ギルモアの泣きのギターは健在です。
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# by nowhere_land | 2001-01-01 00:56 | Pink Floyd | Trackback(1) | Comments(0)

勝手にしやがれ!!
セックス・ピストルズ / 東芝EMI
1977年作品
お勧め度: ★★★★★ 名盤
代表曲「アナーキー・イン・ザ・U.K.」、「ゴッド・セイブ・ザ・クイーン」

 70年代、巨大化、産業化していったロックに対する反動から沸き起こったパンク・ロック・ムーブメント。その代表格のセックス・ピストルズが唯一発表したオリジナルアルバムがこの作品。
 アルバムの最初から最後まで、3コードのシンプルでストレートなロックン・ロールで埋まっている。つべこべ言わずにこうやればいいんだということを時代に指し示し、これ以降の時代の流れを変えた。
 過激な言動・振る舞いによる彼等のイメージは、幾分マネージャーのマルコム・マクラレンによって創られたものであったが、この瞬間は間違いなくロックが最も過激になった瞬間である。
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# by nowhere_land | 2001-01-01 00:54 | Sex Pistols | Trackback | Comments(1)

『WAR~闘~』/U2

WAR(闘)
U2 / ユニバーサルインターナショナル
1983年作品
お勧め度: ★★★★★★ 超名盤
代表作
「ブラディ・サンデー」、「ニュー・イヤーズ・デイ」

 これまでの60、70年代のアルバム紹介は、過去を遡って聴いたものであったが、これより僕がリアル・タイムで体験したものとなる。
 さて、ロック不毛の時代と呼ばれる80年代にアイルランドから世界に飛び出し、ロックの火を灯し続けたU2である。ボノの力の限り歌い上げるボーカル、エッジの独特なギター、アダムの淡々としたベース、ラリーのパワフルなドラムが組み合わさって、U2でしか成し得ない独特なU2サウンドを創り上げている。
 このアルバムは、北アイルランド紛争を取り上げた代表曲「ブラディ・サンデー」「ニュー・イヤーズ・デイ」が収録され、ジャケットのピーター少年の鋭い眼差しに象徴されるように、最初から最後まで高いテンションで貫き通されている。ハードでタイトな初期のU2サウンドが完成した名盤!
 当時としてはギターサウンド中心のバンドは珍しく、U2が好きと言えば渋い好みと思われたものだった。個人的に非常に思い入れの深いバンドです。
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# by nowhere_land | 2001-01-01 00:53 | U2 | Trackback(1) | Comments(2)

『焔(ほのお)』/U2


U2 / ユニバーサルインターナショナル
1984年作品
お勧め度: ★★★★
代表作
「プライド」、「焔」、「バッド」

 シングル「プライド」を初めて聴いた時、FMからいきなりイントロが流れてきて、それだけでU2の新曲だと分かった。それだけ個性的なサウンド。でも初めて聴いた時、あれっ何か変わったなと感じた。
 プロデューサーがブライアン・イーノに変わったこともあって環境音楽っぽい面もあり、それまでの全力投球のサウンドから、少し肩の力を抜いたような感じになっている。「プライド」は黒人解放運動に一生を捧げたマーチン・ルーサー・キング牧師を題材に取り上げた名曲。
 混沌に満ちたようなこのアルバムにU2はこのままどこへ行くのだろうかと当時は不安に思った。でも独特のムード漂うこのアルバムは今でも好きなアルバムです。
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# by nowhere_land | 2001-01-01 00:52 | U2 | Trackback(1) | Comments(0)

ヨシュア・トゥリー
U2 / ユニバーサルインターナショナル
1986年作品
お勧め度: ★★★★★ 名盤
代表曲
「ウィズ・オア・ウィズアウト・ユー」、「終わりなき旅」、「ホエア・ザ・ストリーツ・ハヴ・ノー・ネーム」

 清涼感漂うシンセの音にどこからともなく聴こえて来るギターで始まるこのアルバムは、ご存知グラミー賞受賞のU2の80年代の代表作。ああ、U2はここに向かっていたのかと『焔』の頃の不安も吹っ飛んだ。
 アメリカのルーツ音楽をU2風に解釈しており、非常に研ぎ澄まされた繊細なサウンドとなった。歌詞は聖書からの引用も多く宗教的な色彩も強い。
 『WAR』も『焔』もビルボード誌のチャートで12位止まりで、これがもし70年代だったら1位になっていたのになと思っていたら、ヨシュア・トゥリーは発売されるや否やチャートを上り詰め、あれよあれよと1位になった。続いて「ウィズ・オア・ウィズアウト・ユー」、「終わりなき旅」も1位になりU2はロック界の頂点に上り詰めた。でもまさかグラミー賞を受賞するようなバンドになるとは、『WAR』の頃には思いもしなかったぞ!
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# by nowhere_land | 2001-01-01 00:51 | U2 | Trackback(1) | Comments(0)

Achtung Baby
U2 / Uni/Island
1991年作品
お勧め度: ★★★★★ 名盤
代表曲
「ザ・フライ」、「ミステリアス・ウェイズ」、「ONE」

 90年代に入り、それまでのU2と打って変わり、大胆にダンスビートを取り入れた衝撃的な作品。オープニング曲の「ZOO STATION」のノイジーなギターリフは「ヨシュア・トゥリー」を切り裂く音。電気処理されたボノの声も変化を感じさせる。それまでのU2は時代とは無関係に我が道を行くといった感じだったのが、このアルバム以降は時代にU2がちょっと歩み寄るような感じとなる。僕としてはそれまでのアメリカ志向には少し馴染めなかったので、この方向転換は嬉しかった。
 「ザ・フライ」のようなヘビーな曲があれば「ONE」のようなしんみり聴かせるバラード等もあり、バラエティに富んでいる。ボノが切々と唄う「ソー・クルエル」、「恋は盲目」も感動的。それまでのU2の堅物そうなイメージを打ち破り、新たな方向軸を打ち出した傑作。
 U2は完成された方法論をあっさり捨てて、次のものを目指すという姿勢がスゴイと思う。
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# by nowhere_land | 2001-01-01 00:50 | U2 | Trackback | Comments(0)

Zooropa
U2 / Polygram
1993年作品
お勧め度: ★★★
代表曲
「ナム」、「レモン」、「ステイ(フェラウェイ・ソー・クローズ!)」

 当初、ミニアルバムとして発売する予定だったのが、結局フルアルバムとなって発売された異色作。前作より更にエレクトロニクスサウンドの導入は徹底化されている。でもサウンドはどんなに変化していっても、底に流れるものはやっぱりU2である。
 「ナム」、「ダディーズ・ゴナ・ペイ・フォー・ユア・クラッシュド・カー」といった消化不良気味のテクノサウンドが好き。「レモン」の裏声はまるでプリンスのよう。
 このアルバムのジャケットを見ると、何となくツタヤのマークを思い浮かべるのは僕だけでしょうか?
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# by nowhere_land | 2001-01-01 00:49 | U2 | Trackback | Comments(0)

『POP』/U2

POP
U2 / ユニバーサルインターナショナル
1997年作品
お勧め度: ★★★☆
代表曲
「ディスコティック」、「ステアリング・アット・ザ・サン」

 『アクトン・ベイビー』『ZOOROPA』そしてこの『POP』は、ハイパー路線3部作と称され、本作はそのラストを飾る。より一層テクノ化が進んでいる。何といってもその度合いが顕著で印象が強烈なのは、初めの3曲である。でもまさか「ディスコに行こう」などと歌うようなバンドになるとは、『WAR』の頃には思いもしなかったぞ!
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# by nowhere_land | 2001-01-01 00:48 | U2 | Trackback | Comments(2)

オール・ザット・ユー・キャント・リーヴ・ビハインド
U2 / ユニバーサルインターナショナル
2000年作品
お勧め度: ★★★★
代表曲
「ビューティフル・デイ」、「ウォーク・オン」

 テクノサウンドへの傾倒も終了し、元のギター・サウンドへと回帰した。円熟味を増しており、渋く完成度の高いアルバム。ボノの歌声もソウルフルであり気持ち良さそうに歌っている。
 ジャケットはパリのシャルル・ド・ゴール空港で撮影されており、旅立つ場所であり帰って来る場所でもある空港に佇むU2は、U2の新たな旅立ちを象徴している。
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# by nowhere_land | 2001-01-01 00:47 | U2 | Trackback | Comments(2)

THE STONE ROSES
ザ・ストーン・ローゼズ / BMGファンハウス
1989年
お勧め度:★★★★★★ 超名盤
代表曲
「アイ・ウォナ・ビー・アドア」、「メイド・オブ・ストーン」

 80年代の終わりにマンチェスターから飛び出したストーン・ローゼズのファースト・アルバム。ギター中心のロックサウンドをアシッドハウスからの影響を受けたダンサブルなビートに乗せて、ロックの新たな可能性を切り開いた。当時はマンチェスター・ムーブメント等と呼ばれ、シャーラタンズ、ハッピーマンデーズ等面白いバンドが多数飛び出した。80年代後半って正直音楽が面白くなかったのだが、このアルバム以降再び活気づいた。
 全体的にさわやかでメロディアスな曲が多く、時には逆回転によるサイケなサウンドも聴かせる。しかし圧巻はなんと言っても「アイ・アム・ザ・レザレクション」で、後半のアバンギャルドな演奏は正に鳥肌モン!
 最近のCDには、シングルの「エレファント・ストーン」と「フールズ・ゴールド」が収録されているけど、初回盤のようにその2曲が無い方がアルバムとしてのまとまりがあってよいと思う。
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# by nowhere_land | 2001-01-01 00:46 | Stone Roses | Trackback(3) | Comments(2)

ネヴァーマインド
ニルヴァーナ / ユニバーサルインターナショナル
1991年作品
お勧め度:★★★★★★ 超名盤
代表曲
「スメルズ・ライク・ティーン・スピリット」、「カム・アズ・ユー・アー」

 シングル曲「スメルズ・ライク・ティーン・スピリット」がヒットチャートを駆け上がり、続けてこのアルバムもあっと言う間にビルボード誌1位に駆け上がった。シングル曲が好きだったのでアルバムを聴いてみたら、これが全曲素晴らしい。たたみ掛けるような怒濤の名曲ラッシュで押しまくる。
 それまで異なるジャンルであったスラッシュメタルとパンクロックを融合させたようなヘビーサウンドで、全曲重く陰鬱な雰囲気が漂っている。しかし底に流れるのは60年代より受け継がれたポップなメロディ。カート・コバーンのソング・ライティングのセンスは秀逸!
 80年代のHR/HMには馴染めなかった僕は、自分の望むヘビーロックの登場を喜んだ。
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# by nowhere_land | 2001-01-01 00:45 | Nirvana | Trackback(1) | Comments(4)

イン・ユーテロ
ニルヴァーナ / ユニバーサルインターナショナル
1993年作品
お勧め度: ★★★★
代表曲
「ハート・シェイプト・ボックス」、「オール・アポロジーズ」、「レイプ・ミー」

 『ネヴァー・マインド』の大ヒットの次に出されたアルバムであるが、そのヒットの反動からかこのアルバムは前にも増して重く陰鬱な雰囲気に満ちている。『ネヴァー・マインド』ではまだ明るい曲もあったが、このアルバムでは明るさを感じさせるのはラストの「オール・アポロジーズ」くらい。しかしこのアルバムも完成度の高い名盤です。「セントレス・アプレンティス」や「ミルク・イット」、「トゥレッツ」など凶暴さと奇妙さが同居した感じがよい。
 カート・コバーンの自殺をニュースで知った時はショックだった。もし生きていたらこの後どんな音楽を作ったのだろうと思う。
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# by nowhere_land | 2001-01-01 00:44 | Nirvana | Trackback | Comments(0)

メロンコリーそして終りのない悲しみ
スマッシング・パンプキンズ / 東芝EMI
1995年作品
お勧め度: ★★★★
代表曲
「バレット・ウィズ・バタフライ・ウィングス」、「1979」

 ビリー・コーガン率いるスマッシング・パンプキンズの全米初登場No.1となったサード・アルバム。2枚組で、1枚目は「dawn to dusk」(夜明けからたそがれ)、2枚目は「twilight to starlight」(たそがれから星明り)と題され、1枚目は昼、2枚目は夜をイメージしている。
 とにかく全28曲というそのボリュームに圧倒されます。1曲目のピアノ・インストで始まり、2曲目のストリングスをフィーチャーした「トゥナイト、トゥナイト」は壮大さを感じさせる。その後は、ハードにヘヴィに、時にはメロディアスに迫り捲くる。U2の『アクトン・ベイビー』を手掛けたエンジニア フラッドのアレンジした「1979」が好きです。
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# by nowhere_land | 2001-01-01 00:43 | Smashing Pumpkins | Trackback | Comments(4)

『オアシス』

オアシス
オアシス / ソニーミュージックエンタテインメント
1994年作品
お勧め度: ★★★★
代表曲
「スーパーソニック」、「リヴ・フォーエバー」

 平成の暴れん坊バンド、オアシスのファースト・アルバム。オアシスはセカンドの「モーニング・グローリー」が最も人気があるけど、このデビュー作もよい。
 ビートルズからの影響を感じさせるシンプルでポップなメロディを、やかましいギターサウンドに乗せて、べらんめえ調なリアルが唄います。個人的には「コロンビア」、「ディグジーズ・ダイナー」、「スライド・アウェイ」等が好き。
 デビュー作の1曲目から「今夜、俺はロックンロール・スター!」と言い切るふてぶてしさが彼らの持ち味。
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# by nowhere_land | 2001-01-01 00:42 | Oasis | Trackback(2) | Comments(3)